ホームページ・コンセプト

このサイトは、「和服を楽しむための男のきもの情報サイト」を目指すウェブサイトです。
豊かな心で気持ちよく和服を楽しむ。そんな人たちを応援していきたいと思います。

このホームページで語りたいこと

「男のきもの大全」は、「男の和服」にテーマを絞ったページです。男性が和服を着るために必要な知識や情報、そしてその実態は、今では通常知ることすら困難です。これほど多種多様な情報が氾濫しているにもかかわらず、ことに「男性の和装に関しては、あまりにも情報がない」という現実を、まずは変えられないだろうかと思い、このホームページを企画しました。コンテンツは、私自身の体験を基に、できるだけ実用性を重視した男性の和装情報を、可能な限り提供してゆくことを目指して作成しています。もちろん、あらゆるジャンルの和装全てを網羅できるわけではありませんので、ヒントして活用していただければと思います。「和服を楽しむためのきもの情報サイト」をコンセプトに、様々なきものの在り方を見つめてゆきたいと思います。そして、何らかのきっかけで和服に興味を抱き、和服を自分で着てみたいと願う男性にとって、役立つページとなれば幸いです。もちろん、女性の皆様にも楽しんでいただけるページにしてゆきたいと思います。

このホームページでは、「日本男児こそ和服!みんなで日本の伝統文化を守ろう!」といったような、教条的で堅苦しいお仕着せの理解を求めるような意図は全くありません。ましてや生活の全てを和風にし、日本中を日光江戸村にしようなどとも思っていません。和服に関する蘊蓄を蓄積するのが目的でもありません。和服はもっと素朴でシンプルな、気軽に楽しめる服装であるはずだからです。理屈を超えた魅力を肌で感じれば、余計な動機付けなど無用の長物です。また、和装の解説や解釈に「正解」を求める人も多く見受けられますが、私は和装そのものに絶対的な正解はないものと考えます。もちろん伝統的な和装の世界も存在しますが、現代生活の中での和装を考える際には、まったく新しいイメージで迎え入れる和装もあってよいと思うのです。それは、時代と共に変遷するのが自然の理であり、生きた文化とはそうした中から生まれるものでもあると考えるからです。そうした意味において、当ホームページの掲載内容もあくまで一つの情報源であり、これらの情報をどのように生かすかは、ご覧になる皆さん次第だと思っています。

ところで、日本人できものを知らない人はまずいないと思われますが、実際に着たことがある人となるといきなり少数であるのが実情です。しかしながら、ファッションとしても和服を選ばない手はありません。洋服一辺倒となって久しい今日ですが、自己表現の手段として衣服を選ぶなら、和服は最適な選択肢です。また、日常着としての和服も実に魅力的です。それらの魅力に気づいてしまったら、フォーマルだけが和装の活路ではないことがはっきりとわかることでしょう。「衣装」としてではなく「衣服」としての和服を再び取り戻し、和装そのものにもっと市民権を得たいと切に願っています。そろそろ和服も着てみようかな、そんな気になったなら着物に袖を通してみて下さい。着るための理由をわざわざ探す必要などありません。着たいという気持ち、それが理由の全てとなるはずだからです。着ない理由を語っているのは、世の中ではなく、結局はあなた自身ではないですか?

和服で暮らす気持ちよさ

そう、ほんとうにハマってしまうのは、気持ちいいからなんです。少なくとも私はそうです。私自身が長年、普段着として和服を愛用しての実感ですが、こんなに気持ちのいい衣服は他にはないと思います。角帯の締め心地といい、足袋の履き心地といい、和服ほど身体に快い刺激を与えてくれる衣服を他に知りません。これに、主役である着物自体の素材を感じる心地よさが加わることを考えると、日本人がこんなにも官能的な衣服を日常から捨て去った事実がどうしても信じられません。和服を着ているというだけで、四季折々の季節の匂いを、文字どおり肌で感じることができます。特に春先や秋口の心地よい太陽の陽射しや、袖口や裾を揺らす風の心地よさなどを感じると、精神的な快感すら覚えます。個人的な願望という意味では、生活の全てを和服で通したいといつも願っているほどですが、仕事着としての服装は、やはりスーツにネクタイです。現状ではやはりその方が、余計な説明をせずに普通に仕事ができるためと割り切ってのことです。洋服はほんとうに数えるほどしか持っていませんが、周囲の反応に合わせて和洋の服を着分けることもまた、それはそれで自然なことだとも考えます。洋服も適度に着ているからこそ、和服を着たときのホッとする瞬間がたまらないのです。

ようこそ、和装の世界へ

着物はその字の如く着る物です。あなたの家にも一枚くらいの男物の和服が箪笥の底に眠っていることと思います。このHPを読んでくれている貴方なら、勇気を出して和服の袖に手を通してみましょう。きっと和服の心地よさにハマッてしまうこと請け合いです。そして何より、和服に対する熱い思いが、多くの人々の心に甦ることを熱望しています。さあ、ページをめくってあなたも和装の世界をたっぷりとお楽しみ下さい!
                                   1997年12月6日 大安吉日

なお、このホームページでは「着物(きもの)」とほぼ同じ意味で「和服」という言葉を使っていますが、両者の使い分けに特別な意味を持たせているわけではありません。和服という言葉は、洋服に対する日本の服という意味で使われるようになった比較的新しい言葉ですが、今日では「着物=きもの=和装全体」というイメージが強いため、敢えてこれらの言葉を統一せずに用いています。





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