こんばんは。 先日インターネットでこの様な紋付が売られているということを発見致しまして・・・ この様な反物があるのでしょうか?売られているとしたら何処で売っているものなのでしょうか?(素材は正絹のようです) 又、この様な紋付は略礼装として使えるのでしょうか? 之を買おうと思っているわけでは無いのですが、少し気になったので質問させて頂きました。 宜しくお願い致します。
現物を見ておりませんので、正確には判断できませんが、恐らくは綸子の一種=紋綸子とも紋緞子とも呼ばれるものかと存じます。
ただ、もう少し考えてみますと、綸子は後染め、緞子は先染めですから、画面で見る限りの十字模様を作りだすことは不可能です。よって緞子の一種と考えるほうが正しいかもしれません。
綸子にしても緞子にしても、繻子織と言う技法で織られます。緞子は中国の宋代から伝わった高級織物で、精緻な織り模様が特徴です。高級織物を総称して「金襴緞子」と言うように、高級品の代名詞でもありました。よって紋綸子の高級品を敢えて「紋緞子」、さらに「綸子」でも「緞子」と呼ぶようになりました。
Ryoさんが掲載されている色紋付は、恐らくは花婿用衣装であると存じますので、通常の呉服屋さんに、普段から並んでいるような物では無いかと存じます。特注品と言う訳ではなく、所謂コスチューム用の反物として製作されている物でしょう。購入するとすれば、そのような衣装屋さんが最も確実かと存じます。また、成人式やら結婚式の多いシーズンに、場合によっては一般にも流通しているかもしれませんね。
さて、このような紋付が略礼服として使用できるかどうかという点について申し上げますと、先程も申しましたように、恐らくは花婿さん用の衣装ですから、正式な衣服とは言い難いですね。あくまでも衣装・コスチュームの類です。
礼服を選ぶ時、最も重要なことは、これから臨む儀式や催事の内容に、最も相応しい服装でなければならないと言うことです。 略礼服の「略」の意味は、例えば袴を省略するだの、羽織を省略するだのと言った、ただ単に省略したという意味ではなく、本来の第一の服装ではないという意味です。さらに、紋が入っていると言うことは、普段着、日常着ではないと言うことであり、礼服であると言う意味ではありません。
例えば、友達の誕生日のパーティーに招待されたとしましょう。会場は友達の家。参加者は友人ばかり。と言った催しに参加する場合「袴を付けていくのは却って堅苦しいから着流しに羽織でいいだろう」と判断したら、それが最も最適な礼服なのです。 袴を略したから「略礼服」になる訳ではありません。先程も申し上げた通り、本来の第一の服装=現在の第一の服装=黒紋付羽織袴ではないと言うことなのです。極端な言い方をすれば「略礼服」などと言う物はあり得ないのです。
話を元に戻しますと、これは結婚披露宴での花婿さん用に、あるいは余興用に作られた衣装です。ですから、花婿さんや演者にとっては、最も相応しい礼服であると言えますが、それ以外の儀式や催事には相応しくはありませんね。
花婿さんでもない人が着るとすれば… せいぜい内々のパーティーの賑やかしか、カラオケの発表会、あるいは日舞の発表会程度にしか着れないような物です。
以上、長々と申し上げました。
>>朝路真行様 分かり易いご回答有難う御座いました。 着物も色々な物があるのですね^^ まあこの様な物は私は持っていないですし、着ることも無いのですがね(笑)
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現物を見ておりませんので、正確には判断できませんが、恐らくは綸子の一種=紋綸子とも紋緞子とも呼ばれるものかと存じます。
ただ、もう少し考えてみますと、綸子は後染め、緞子は先染めですから、画面で見る限りの十字模様を作りだすことは不可能です。よって緞子の一種と考えるほうが正しいかもしれません。
綸子にしても緞子にしても、繻子織と言う技法で織られます。緞子は中国の宋代から伝わった高級織物で、精緻な織り模様が特徴です。高級織物を総称して「金襴緞子」と言うように、高級品の代名詞でもありました。よって紋綸子の高級品を敢えて「紋緞子」、さらに「綸子」でも「緞子」と呼ぶようになりました。
Ryoさんが掲載されている色紋付は、恐らくは花婿用衣装であると存じますので、通常の呉服屋さんに、普段から並んでいるような物では無いかと存じます。特注品と言う訳ではなく、所謂コスチューム用の反物として製作されている物でしょう。購入するとすれば、そのような衣装屋さんが最も確実かと存じます。また、成人式やら結婚式の多いシーズンに、場合によっては一般にも流通しているかもしれませんね。
さて、このような紋付が略礼服として使用できるかどうかという点について申し上げますと、先程も申しましたように、恐らくは花婿さん用の衣装ですから、正式な衣服とは言い難いですね。あくまでも衣装・コスチュームの類です。
礼服を選ぶ時、最も重要なことは、これから臨む儀式や催事の内容に、最も相応しい服装でなければならないと言うことです。
略礼服の「略」の意味は、例えば袴を省略するだの、羽織を省略するだのと言った、ただ単に省略したという意味ではなく、本来の第一の服装ではないという意味です。さらに、紋が入っていると言うことは、普段着、日常着ではないと言うことであり、礼服であると言う意味ではありません。
例えば、友達の誕生日のパーティーに招待されたとしましょう。会場は友達の家。参加者は友人ばかり。と言った催しに参加する場合「袴を付けていくのは却って堅苦しいから着流しに羽織でいいだろう」と判断したら、それが最も最適な礼服なのです。
袴を略したから「略礼服」になる訳ではありません。先程も申し上げた通り、本来の第一の服装=現在の第一の服装=黒紋付羽織袴ではないと言うことなのです。極端な言い方をすれば「略礼服」などと言う物はあり得ないのです。
話を元に戻しますと、これは結婚披露宴での花婿さん用に、あるいは余興用に作られた衣装です。ですから、花婿さんや演者にとっては、最も相応しい礼服であると言えますが、それ以外の儀式や催事には相応しくはありませんね。
花婿さんでもない人が着るとすれば… せいぜい内々のパーティーの賑やかしか、カラオケの発表会、あるいは日舞の発表会程度にしか着れないような物です。
以上、長々と申し上げました。
>>朝路真行様
分かり易いご回答有難う御座いました。
着物も色々な物があるのですね^^
まあこの様な物は私は持っていないですし、着ることも無いのですがね(笑)