〜「地域産業集積活性化講演会」の講師を引き受けて〜
他にも町一番の会社、吉沢織物さんの工場見学や、休館日なのに特別に開けてもらった「十日町きもの歴史館」や、十日町市博物館など、実に沢山の所を訪問、見学させて頂き、大変よい勉強になりました。中でも、渡吉織物さんという伝統絣・すくい織の織元は、偶然にも昨年「男のきもの大全会」で乾杯の音頭を取って頂いた、落語家 桂 歌助さんのお母様のご実家でした。世の中意外と広いようで狭いもんです。
それにしても・・・
「ともかく、頼むからみんな、きものを着てってば!」
何を差し置いても、やはりそこから始めるしかないのでは?産地の皆さんは、いわゆるきもののパーツを生産していらっしゃるとも言えるわけですが、やはり完成品の着物を知るには、自分で着るしかないんじゃないでしょうか。期待を込めているという意味で、パーツ状態の出荷品で満足しないで欲しいのです。きものは仕立てて、さらに着てこそ初めて完成品と言えるのです。もっと自分で着れば絶対いいものが作れるはず。今まで気づかなかったもっと自由な着物が作れるはずなのです。
十日町では、冬になると車道の雪を解かすための消雪パイプというのが多量の水を流すため、歩道を歩くと水しぶきを浴びせられるそうで、それを理由にお祭り以外は冬でもみんな、着物はほとんど着ないそうです。
いっそのこと、それならば・・・
「きもので儲けて、きもの専用道路を作っちゃえ!」
とにかく厳しいきもの業界ですが、十日町は想像していたよりもまだまだ元気な町でした。町中が家族のようなアットホームで居心地のよい町でもありました。町中にきものが溢れていて(目にはつかないけど)、お米も美味くて、水も美味くて、もちろんお酒も最高で、野菜は新鮮だし、空気もきれいだし、ほんとにもう、いうことなしです(雪の苦労さえなければ・・・^^;)。
とにかく、取り組み方次第で十分産業の活性化は図れるものと思えました。あれだけ「きもの」を誉めたのですから(^^;、夢と希望と誇りと野望を大きく持って、きものにもう一度花を咲かせましょう。
大いに期待しています!
十日町のみなさん、本当にどうもありがとうございました。
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