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1月16日〜17日、山形県米沢市にある「鈴源織物」さんに伺う機会を得、さっそく新幹線に乗って訪問してきました。鈴源織物の長根英樹さんとは、以前銀座のもとじさんで一度お会いしていますが、今回はじっくりと彼の本拠地を訪ねてみることにしました。
なお、鈴源織物さんのホームページでも早坂
伊織の訪問 をご紹介頂きましたので、ご覧ください。
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東京から約2時間半、東北新幹線経由
で米沢へ。実際に乗ったのは「つばさ」
号なので、もっとカッコイイやつ。
だけど途中の福島という駅で新幹線の
切り離しがあるとは知りませんでした。
福島駅を過ぎ、山形方面に向かうと、
右の写真のようにいきなりの雪景色。
前日の15日に降った東京の雪などお
話にならない量です。 |
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着いたその日は、長根さんと少し遅い夕食を頂いたあと、
市内のホテルで一泊。
仕事柄、出張の多い私は全国各地のホテルを結構利用し
ますが、予想通り備え付けの浴衣はご覧のとおりのツンツ
ルテンです。全国のホテル・旅館のみなさん、せめてあと10
センチくらい長いの置いてくれないかなあ。(^^;
ちなみに、このホテルの浴衣は肌触り◎でしたが、帯がガー
ゼ寝間着に付いてくるような共布の細紐で、腰に一周回すと
おしまいの長さしかないやつで、これは×。
だけど、さすがは米沢。サービスでホッカイロまで置いてある
とは恐れ入りました。 |
翌日さっそく、タクシーで鈴源織物さんに向かいました。とにかくスゴイ雪。この日の積雪は60cmとのことでしたが、こんなの積もったうちに入らないとか。さすが雪国。のっけから感覚がぜんぜん違う場所ですわ。
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道路の脇はこんな感じ。多いところではすでに乗用車の屋根
より高く除雪された雪が両サイドに延々続いていました。
黒い人物は実は長根さん。和装にブーツの実用性がよーくわ
かったヒトコマです。この雪じゃあ足駄くらいじゃ役にたたない
ね(この写真はあとで一緒にお昼を食べに行ったときのもの)。 |
で、鈴源織物さんに到着!おお、これが有名なホームページの看板写真の実物かあ。ちょっと写真では判別不能ですが、長根さんがいかにものいでたちで、にこやかに出迎えてくださいました。
さっそく、おじゃまして着物談義やら和装の未来?やらいろいろお話をしたあと、工場見学させていただきました。工場見学は一般の方も予約を入れればOKなんだそうです(私も一般人ですが(^^;)。
非常に丁寧にそれぞれの工程と機械の役割などを説明して下さいました。・・・が、メモを取らなかったので、全部は覚えていなくてここできちんと説明できないんです〜(^^;ごめんなさい。
以下、誤った解説には長根先生からのチェックをあとで期待しましょう(アバウトなレポートだなあ^^;;)。
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これは経糸の配色/本数
を整える、「整経工程」の
機械。
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左は「繰返し工程」といって、
カセから枠に巻き取っている工
程、右は巻き取ったさまざま
な種類の絹糸の山。左の写
真の木製の機械には、摩擦
係数の小さな陶器製の碍子
が部品として使われているな
ど、昔ながらの知恵が今もそ
のまま生かされています。
(合ってるかなあ?) |
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縦横の糸をかけて、こういう
機械で織るわけです。
それにしても、想像以上に
油臭い工場の中で正絹の
織物は織りあがってゆくの
でした。ほんとにみなさん、
ご苦労様です。 |
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機械にかけてある縦糸を
アップで撮ってみました。
機械の種類にもよるけど、
物理的には縦糸をかける
幅を広く取れば広幅の反物
も織ることは可能なんだそう
です。確かに袴地や背縫い
のない長襦袢地なんかは
そうですよね。 |
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これらは、反物に模様を織り成す
種類の機械。左は紙のパンチカー
ドを読み取って図案を起こすもの。
右はオルゴールみたいな原理で
動作するもの。15年以上前のコ
ンピュータみたい。ちなみに、この
紙パンチの代わりにパソコンのデ
ータを読み取る機械を、一部導入
することを構想中とか。この紙カード
の架け替え作業が結構な重労働
なのだそうです。 |
工場見学を終え、母屋に戻ってちょっと一服したあと、今度は実際にここで織られている製品の数々を非常に丁寧に説明してくださいました。なるほど、実際に手にとって布地の風合いや手触りを確かめると、染めの着物と違った織物独特の布地の個性が伝わってきます。どれも一度は袖を通して、実際に肌で味わってみたくなりました。でも、ここのは業界でも有名な高級品ですからねえ(^^;。中央の写真の反物は全部お召ですし、角帯もいいのがたくさんありました。ちなみに、角帯の奥に写っているのは高級品の織りの羽裏です。帯の横には夏物の生地がたくさん展示してありました。とにかく全部は紹介しきれないほどたくさんの種類があるのには驚かされます。しかもほとんど男物。きもの好きの男性にはぜひとも一度は訪れて頂きたいものです。
長根さんとあれこれ話し込んで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。長根さんは私よりずっとお若いのに本当にきものがお好きでこの世界に飛び込み、研究熱心に活躍されています。きものを着出してからまだ2年半足らずとのお話でしたが、着こなしだけでなく、織り元だけに製品知識も非常に深いことには驚かされます。なお、長根さんとお話した内容については、追々どこかで紹介することにします。例えば、袴のときのトイレはどうするの?とか、着物の新しい仕立て方のアイデアとか、興味尽きない1日半でした。
まだまだ話し足りなかったこと、奥様とお会いできなかったことなど、心残りはたくさんありましたが、今回はこの辺でお別れです。今度は気候のよい季節に伺いたいですね。そうそう、お昼に食べた米沢牛のステーキと牛刺、とっても美味しかったですよ。こんどはお蕎麦も食べに行かなきゃね。(^^)
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お昼を食べに行ったステーキ屋さんで、
お年賀の粗品にポケットティッシュ用の
ケースをもらいました(正絹の紬地製)。
こうした小物も和装人には嬉しい一品で
すね。これもいい思い出の品となりました。 |
長根さん、そして鈴源織物のみなさん、ほんとうにありがとうございました。
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