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片ばさみHow to tighten KAKUOBI (Katabasami)

片ばさみの締め方
■ 実は最も緩みにくい締め方


「片ばさみ」は別名「浪人結び」とも呼ばれる結び方です。今では一般的に、時代劇などに見られる着流しの浪人侍が締めているものと同じ締め方として呼ばれることの多い締め方です(※実際の浪人が実在した江戸時代当時にこの呼び名が通っていたとは考えにくく、後世になって歌舞伎や映画の役柄の中で誰かが考案したものと考えるのが現実的な気がします)。見ればわかるとおり、背中の結び目が平らになるので、車を運転する時など、長時間何かに背を持たれかけるときには着崩れしにくいというメリットがあり、意外と貝の口よりも緩みにくい結び方です。結び方も簡単なのでたまには気分転換に締めてみて下さい。

※「片ばさみ」と「浪人結び」を別の締め方とし、「浪人結び」は「貝の口」と「片ばさみ」の混在した締め方とする解説もあります。

■ 締め方

「手」の長さを貝の口の時より短く取ります(握りこぶし一つ分くらい)。
背中で一結びするまでは貝の口の時と同じです。
ゆるまないようにしっかりと。このとき、結び目の山が平らになるように整えます。
上に立てた「垂れ」の先を、胴に巻かれている帯の一番上から一枚目の帯の間に挟み込み、下へ引き抜きます。

写真のように、垂れ先を三角に折るようにして指で押し込むと簡単に通せます。
「垂れ」を右下に引き出し、「垂れ」と「手」が八の字になるように形を整えて出来上がりです。
この写真のように左下に出ている手先を半分に折ったままでもいいのですが、普通は6.の写真のように手先を広げて形を整えます。

なお、片ばさみの時は、貝の口の時のように背中心から左右にずらした方が粋という事はなく、結び目が中央になる方がバランスよく見えると思います。私の場合は、結び癖でどうしても写真のように左に寄ってしまいます。好みで加減してみて下さい。
左下に出ている手先を広げたもの。
(これは白絣の浴衣に締めたところです)

好みに応じて好きな方を選んで下さい。
個人的にはこんな風に手先を広げると、いかにも時代劇!って感じになるので、5.の方が好きです。






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