左前(ひだりまえ)とは?


■ 右前のデザイン

いつだかTVの某朝番組の中で、温泉宿を紹介するコーナーの女性アナウンサーが、旅館の浴衣を見事に左前に着てました。(^^;
いくら着物を着る人が少ないからって、まさか左前はないだろうと思いきや、いるんですねえ。しかも堂々と。周りの人も誰一人気付かないなんて。(^^; 生中継の全国放送なんだから、だれか一人くらい注意して欲しかったです。
最後はバスタオル巻いて温泉に入っちゃったけど、左前の姿が焼き付いてせっかくの美女も興ざめでした。>ごめんね、アナウンサーのお姉さん。


左前に着物を着た所。
う〜ん、なんか違和感が・・・。
そもそも「左前」というのは、左脇側に添わせる襟が外側にくることではなくて、左にまとい合わせる方の布地が直接肌に触れることを言うのですが、よく「襟が左前」などという言い方をするから、誤解されるのかも?

ではなぜ「右前」に着物を着るかというと、いたって単純な理由でして、 ほとんどの人の利き手が右手だからです。これもやはり着物を着たことがないと分かりませんが、「右前」に着れば利き手をすぐに懐に入れられますよね。これだと小物などをすぐに出し入れできるので非常に合理的なわけです。きものに関するキマリゴトの多くが、こうした合理主義から生まれているのも事実です。ちなみにたとえ左利でも和服は必ず「右前」にして着ます(左利きの人には合理的ではない?)。

ちなみに、人が死んだときには逆にきものを左前に着せます。これは死者を生者と区別するためであり、長い間の風習として定着したもののようです。




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